ファミコンエミュでレトロゲームを楽しみつくそう!
ファミコンがLinux PCで遊べるNestopia UE
Nestopia UEは、ファミリーコンピュータ、ファミリーコンピュータ ディスクシステムのゲームをPCで遊べるアプリです。
Nestopia UEは、ファミコンのハードウェアをできるだけ正確に再現するように設計されています。そのため、エミュレータの中で一番完成度が高く、再現性が高いと称されます。
LinuxのUbuntuだと、かなり古いPCでも、ソフト以外は無料で遊ぶことができます。なお、Linux版のNestopia UEでは日本語化できないようですが、英語でも全く難しくないのでご安心ください。
一方、レトロゲームは世界的に流行していて、多くの外国人旅行者が日本でゲームを買っています。
日本人にとってのファミコンゲームの楽しみ方のひとつは、世界規模で販売されている中古市場にあるレアなゲームや、ゲーム創成期にしか存在しなかった海賊版ソフトが遊べることかもしれません。
そんなレトロゲームをエミュで遊びつくしましょう!
Nestopia UE をインストールするには
ファイルをダウンロードする方法と、パッケージをインストールする方法の2つが選択できます。
最新版をダウンロードするには
最新版をインストールしたい場合は、ファイルをダウンロードします。

こちらのリンクから上のページに移動します。

筆者は最新版でかつ、安定版を選択しました。リンクをクリックすると、フォルダの下が展開されます。

ファイル名が”amd64.deb”で終わるものを選択します。
候補が2つありますが、違いがわかりませんでした。

ファイルマネージャ(ファイル)でダウンロードしたファイルを右クリックし、メニューから[別のアプリケーションで開く]を選択します。

[ソフトウェアのインストール]を選択し、[選択]をクリック。

上の画面が表示されたら、[インストール]をクリック。
パッケージからインストールするには
最新ではないかもしれませんが、コマンドラインからのインストールの方が楽かもしれません。
「端末」を起動して下のコマンドを実行します。
sudo apt update
sudo apt install -y nestopia
Nestopia UEを起動しよう

ランチャにNestopia UEが登録されました。

ここで、ゲームパッドをPCに接続しておきます。
ランチャからNestopia UEを起動してみましょう。

上図が初期起動画面です。

起動すると、Dockに Nestopia UE のアイコンが表示されます。そのアイコンを右クリックし、[お気に入りに追加]を選択しておくと、起動が楽になります。
Nestopia UEの最適な設定とは
ゲームをキレイに表示しよう
Nestopia UEでは豊富な種類のフィルタ技術が選択できることが特徴です。この技術は、元の画像を拡大し、より高品質な画像を生成することができます。使わない手はありません。

[Emulator]>[Configuration]を選択します。

「Configuration」画面で、[Video]タブを選択します。
まずフィルタを設定します。Hqx/2xSaI/xBRのいずれかを選択すればよいでしょう。実際にゲームで確認することをお勧めします。
筆者のおすすめは[xBR]です。xBRは2011年ごろに開発され、リサンプリング手法を用いた滑らかなグラフィックが売りです。
Hqxは、シャープな絵が得られますが、微細なエッジ周辺のギザギザが目立つと言われているようです。
2xSaiは、非常に人気のあるフィルタで、xBRより処理速度が速いと言われているようです。xBRの処理速度が気になるゲームでは2xSaiを試してみるのがよいでしょう。
ここまでの設定では、実際に画面を大きくすることはできません。次は画面サイズを変更します。
[Scale Factor]を[4x]にします。一般的なディスプレイに収まるサイズになります。
その下の[xBR Corner Rounding]はギザギザを目立たなくする処理です。好みですが、筆者は[Some]にしました。
最後は[OK]をクリックします。
ゲームを起動してみよう
この段階ではまだ、ゲームコントローラを設定していませんが、このあとすぐ使用するので、ゲームパッドがPCに接続されていることを確認しておきます。未接続の場合は、パッドを接続後、nestopia UEを再起動します。

ここで一度ゲームを起動してみます。ゲームのROMを用意します。

上の画面のようにゲームが始まれば、ここまで順調です。
ゲームコントローラを設定しよう
[Emulator]>[Configuration]を選択します。
次に[Input Device]から[Joystick]を選択します。
次に、画面上のボタンクリックし、そのボタンに対応するパッドのボタンを押します。これを順番にボタンの数だけ繰り返していきます。ちなみに、ファミコン・コントローラのAボタンは右、Bボタンは左です。
最後に[OK]ボタンを押すと設定完了です。
コントローラにパッドを割り当てた結果が上図です。
これでゲームを遊び始めることができます。

Nestopia UEではチートの機能もあります。上のゲームでは試しに、宝箱に入っている金額を65280ゴールドにしてみました。
チートコードを使うには


最後は[OK]。
さいごに
ファミコンのゲームはまだゲームに対する規制が緩かったころの掘り出し物がたくさんありそうです。ゲーム自体も、シンプルなものが多く、直観的にすぐに楽しめる印象です。
みなさんもぜひ、レトロゲームをお楽しみください。