ラズパイでやってしまいがちな失敗とは

Raspberry Pi の工作を行う上で、ありがちな失敗を紹介します。

MicroSDカードがいっぱいになってしまった

やってしまった失敗例

書籍やWEBの情報には「少なくとも8GBのSDカード」と書かれていることがあるので、8GBで動作させたらすぐに容量が足りなくなった。

こうすべきだった

実用上は、最低でも16GB必要と思われます。一般的には64GBを選択するのが妥当かもしれません。ラズパイの用途がデスクトップ利用を含めた多目的の場合は特に、64GBがおすすめです。実は、SDカードのメーカにもよりますが、64GBまではそれほど値段は変わりません。

配線を間違えてラズパイを壊してしまった。

やってしまった失敗例

誤ってショートさせてしまい、高熱が発生してラズパイを壊した。

こうすべきだった

こればかりは、電源をONにする前に、よく確認をするしかありません。ブレッドボードとラズパイのGPIOの接続は最後の最後にすることをお勧めします。電源をONにするのは、さらにそのあとにしましょう。

GPIO拡張基盤とラズパイの逆接続

やってしまった失敗例

ラズパイ用T型GPIO延長基板(エクステンション・ボード)は、GPIOのポートをブレッドボード上に展開することにより、工作が楽になる便利なアクセサリです。ケースをつけたまま、工作ができるようになります。

ラズパイと拡張基盤を接続するケーブルを接続する際、下のような接続は誤りです。

こうすべきだった

LSIの足が曲がった

失敗例

ブレッドボードからLSIを抜き取る際に、片方から一気に抜いてしまった。LSIの足が曲がって、次に使用するときに足がブレッドボードにうまく刺さらなくなってしまった。

本当はこうする

LSIの左右両端から少しずつ均等に浮かせて、ブレッドボードとLSIの並行を保ったまま抜き取りましょう。

ファンをつけているのに使っていない

こうすればよい

ファンは通常、GPIOから電源を取ります。しかし、GPIO拡張基盤を使用していると、ラズパイ基盤のGPIOから直接電源を取れなくなります。
その場合は、ファンのジャンパー線を延長し、ブレッドボードのGPIOポートに差して電源を確保します。
ラズパイ用ケースがある場合は、可能ならカメラのジャンパー線を出す窓からファンの線を出し、ケースの外で延長するとよいでしょう。
本稿執筆時に使ったケースでは、線のプラグ部分がカメラ線用窓を潜り抜けることができなかったので、ケースの内部で延長しました。線を出す窓も、GPIO用ジャンパー線と窓の隙間から何とか出すことができました。

ラズパイをPCから操作するには


本稿ではRaspberry Pi(ラズパイ)のデスクトップをリモートから操作できるようにする方法を説明します。
この方法によって、ラズパイ本体にキーボードやマウス、ディスプレイを接続しなくても、操作できるようになります。

VNCとは

VNC(Virtual Network Computing)は、ネットワーク上の離れたコンピュータを遠隔操作するための、リモートデスクトップアプリです。このアプリはサーバと、クライアント(ビューア)に分かれます。操作される側のラズパイでサーバアプリを起動しておき、遠隔操作する側のWindwosなどのPCはビューアを起動させて接続し、ビューアから、ラズパイのデスクトップを表示して操作します。

本稿では、ラズパイ側をRaspberry Pi OS、ビューア側をWindows 11で説明します。

ラズパイ側の設定をしよう

OSが書き込まれたMicroSD カードを、ラズパイのの SD カード スロットに挿入します。最初の設定なので、ラズパイのHDMIポートにモニターを接続し、USBポートにマウスとキーボードを接続します。
Wi-Fiに接続していない場合は、LAN ケーブルをネットワーク ポートに接続します。
最後に電源を接続すると、ラズパイが起動します。通電中はラズパイ本体の赤いLEDが点灯します。

VNCによるアクセスを許可しよう

[ラズパイアイコン]>[設定]>[Raspberry Pi の設定]をクリック。

[インターフェイス]タブを選択し、[VNC]のスイッチをONにします。[OK]をクリック。

本稿で検証したところ、ここで特にシステムを再起動しなくても、上記の操作でVNCは接続可能となりました。

ラズパイのホスト名を確認しよう

Raspberry Pi OSを通常のインストールでは、デフォルトでホスト名は”raspberrypi”です。
ホスト名を確認してみましょう。
画面上部のタスクバーに表示されている端末(LXTerminal)をクリックします。端末の中のプロンプト文字列にユーザ名とホスト名が表示されています。書式は以下の通りです。
「<ユーザ名>@<ホスト名>:<カレントディレクトリ> $ 」
下の画面の例では、ユーザ名が”linux”、ホスト名が”raspberrypi”です。

ラズパイのIPアドレスを確認しよう

ラズパイのIPアドレスを確認する方法は複数ありますが、Raspberry Pi OSのデスクトップ画面では次の方法で確認できます。
下の画面では、画面の上にあるタスクバーに表示されているネットワーク(WiFi)アイコン上にマウスを重ねて、IPアドレスを表示させた例です。

Linuxでは、端末から次のコマンドを実行することにより確認することができます。

ip a

実行結果は以下の通りです。

PCに「RealVNC」をインストールしよう


PCからラズパイを操作できるようにするため、PCにビューアをインストールします。ラズパイと相性の良いビューアはRealVNCです。Windows、macOS、Linux、そしてラズパイ上いずれも動作します。
RealVNCは、こちらのリンクからダウンロードできます。
下のページが表示されたら、[Windows]>[Download VNC Viewer]をクリックします。

ダウンロードが完了すると、
「VNC-Viewer-<バージョン名>-Windows.exe」といった名称のインストーラが保存されるので、実行します。

下の画面が表示されたら、言語を確認して[OK]をクリックします。残念ながら、日本語は選択肢にありませんが、操作は簡単なので心配ありません。

[Next]をクリック。

先に進むには、ライセンス同意のチェックを入れて[Next]をクリックします。

下の画面では特に変更する必要はありません。[Next]をクリック。

これでインストールの準備が整いました。[Install]をクリックします。

これでRealVNCのインストールが完了です。[Finish]をクリックします。

ビューア(VNC Viewer)を起動します。
[Use VNC Viewer without signing in]をクリックすると次の画面が表示されます。

事前にメモしたホスト名、またはラズパイのIPアドレスを入力します。
ホスト名の場合は、”ホスト名.local”と入力します。ホスト名が”raspberrypi”の場合は、”raspberrypi.local”と入力します。
IPアドレスを入力する場合は、ラズパイを再起動すると、ラズパイのIPアドレスは変わっている場合があることに、ご注意ください。

[Continue]をクリック。

「Username」にラズパイのログイン名、「Password」にラズパイのパスワードを入力します。
[OK]をクリック。

Windows PCからラズパイのデスクトップが操作できるようになりました。

デスクトップの解像度を変更するには

本稿の検証環境では、VNC Viewerで表示されるデスクトップの解像度が低くなってしまう現象が起きました。
この場合、タスクバーの[ラズパイアイコン]>[設定]>[Raspberry Pi の設定]から設定画面を開き、[ディスプレイ]タブを選択して[ヘッドレスの解像度]を変更することで、解像度を適正に設定することができました。

VNCを全画面表示にするには

下の図の通り、ビューアの上部にマウスポインタを置くとコントロールバーが表示されます。

左端アイコンの([Enter full screen])をクリックすると全画面表示になります。全画面表示からウインドウ表示に戻すのも同じ操作で行います。

さいごに

PCからラズパイを操作する手段は大きく分けて、VNCによる仮想デスクトップと、SSHによるリモートログインがあります。コマンド操作だけなら「SSH」で十分ですが、デスクトップが使えるVNCは圧倒的に便利です。
それでは、ラズパイライフをお楽しみください!

便利だけど忘れがちなショートカット

Windows 11のショートカットを一覧にしました。行いたい行為(中央のカラム)を50音順にし、できるだけ「動詞」を先に記述しています。

ショートカットしたいこと(50音順)
数字
[Ctrl]+[0]100%の拡大率に戻す
あ行
[Alt]+[←]
[Alt]+[→]
移動フォルダを上下にエクスプローラ
か行
[Ctrl]+[スペース]クリア書式Office
[Ctrl]+[Shift]+[1]桁区切り(,)で数字を読みやすくExcel
[田]+検索文字検索
[Ctrl]+[D]コピー図形
さ行
[田]+[Home]最小化アクティブウインドウ以外
[田]+[↓]最小化ウインドウ
[田]+[↑]最大化ウインドウ
[Alt]+ドラッグ作成ショートカット
[Ctrl]+[Shift]+[N]作成フォルダエクスプローラ
[田]+[Shift]+[S]スクショ切り取り
[Ctrl]+[1]セルの書式設定Excel
[Ctrl]+[Shift]+[F1]全画面頭消しOffice
[Tab]選択図形順番にOffice
[Shift]+[End]選択テキスト最後まで
[Shift]+[Home]選択テキスト最初まで
[Ctrl]+[L] 左揃え
[Ctrl]+[R] 右揃え
[Ctrl]+[E] 中央揃え
揃える文字配置Office
た行
[田]+[Ctrl]+[→]
[田]+[Ctrl]+[←]
デスクトップ移動
[田]+[Ctrl]+[D]デスクトップ作成
[田]+[Ctrl]+[F4]デスクトップ削除
[Ctrl]+W閉じるウインドウ
は行
[Ctrl]+[Alt]+[V]→「テキスト」を選択貼り付けプレーンテキストOffice
[Ctrl]+[F1](トグル)非表示リボンOffice
[F12]別の名前を付けて保存Office
ら行
[田]+[←]
[田]+[→]
リサイズ画面の半分
[Ctrl]+ [
[Ctrl]+ ]
リサイズ文字Office
[F2]リネームエクスプローラ
[田]+[L]ロック画面

ニンテンドー 3DSを美しく再現した「Citra」

Citraは、ニンテンドー 3DSのエミュレータです。3DS実機よりもグラフィックスの解像度が高く、綺麗な映像を提供できるとしています。Linux、Windows、およびMac(Intel CPU)をサポートしています。BIOSなしで動作します。
本稿では、Citraのインストールや設定方法などについて、Windows 11で紹介します。

Citraの要件とは

公式ページのFAQには以下の記載があります。

  1. 64 ビットのオペレーティング システム
  2. OpenGL ES 3.2 のサポート

本稿は、2種類のPC上で検証を行いましたが、参考まで感想を記載しておきます。

ノートPC

  1. CPU: Intel(R)Core(TM) i7-4700MQ CPU@1.40GHz
  2. メモリ:8GB
  3. GPU: NVIDIA GeForce GTX 765M
  4. 感想:
    • 動きの少ない「とびだせ どうぶつの森」で問題なく動作しました。
    • 動きのある「マリオカート 7」では、わずかにラグが生じることがありましたが、十分、遊べるレベルでした。
    • バイオハザード リベレーションズ」では極端な遅延が発生し、遊べるレベルではありませんでした。

デスクトップPC

  1. CPU: Intel(R)Core(TM) i7-7700K CPU@4.20GHz
  2. メモリ:32GB
  3. GPU: NVIDIA GeForce GTX 1080Ti
  4. 感想:
    • 「とび森」「マリオカート 7」は全く問題なく遊べます。
    • バイオハザード リベレーションズ」では、ノートPC同様、極端な遅延が発生し、遊べるレベルではありませんでした。PCのスペックで解決しない問題が生じていると思われます。

Citraのインストール方法とは

最初にMicrosoftの公式ページから、「Visual C++ 再頒布可能パッケージ」をダウンロードしてインストールします。
下のページに遷移したら、64bit版(X64)のリンクをクリックします。

ダウンロードしたファイルをダブルクリックし、インストーラを起動してパッケージをインストールします。

Citraをインストールしよう

こちらのURLからCitraのダウンロードページに移動し、[Download for Windows X64]をクリックします。ダウンロードが実施されます。

ダウンロードしたファイルをダブルクリックして、インストーラを起動します。

[次へ]をクリック。

[次へ]をクリック。

比較的品質が高いとされる「Citra Nightly」が選択されていることを確認します。
[次へ]をクリック。

[ライセンスを同意する]を選択して、[次へ]。

[次へ]をクリック。

[インストール]をクリック。

[完了]をクリック。

Citraを設定するには

インストールしたCitraを初めて起動すると、以下のように「利用状況のデータ」の送信可否を選択するダイアログが表示されます。どちらかを選択ます。

メニューバーから、[エミュレーション]>[設定]を選択し、設定画面を開きます。

設定画面の[システム]>[システム]から、言語を[日本語]に、国を[日本]にします。
この設定画面に「誕生日」がありますが、これは3DS実機に誕生日を設定でき、ゲームによっては、設定した誕生日だけに特別なアイテムを提供する機能があるため、誕生日を設定できるオプションがあるのだと思われます。

スペックの低めのPCの場合、下図の[グラフィック]>[シェーダーJITを有効化]の設定をオフにすると良いかもしれません。ただし、私が検証してみたところでは、体感できるほどの違いはありませんでした。

[操作]>[入力]で、お持ちのゲームコントローラのボタンマッピングを行います。ニンテンドー Switch対応のコントローラで[自動マッピング]を選択すると、ほぼ正しく設定されますが、一部変更の必要なボタンがありました。マッピングを変更したい場合は、画面上のボタンをクリックし、続いてコントローラ側のボタンを押すといった操作で、変更できます。

最後に[OK]をクリックして保存します。

ゲームを起動するには

下の画面から、メッセージにあるようにダブルクリックして、吸い出したゲームRomのあるフォルダを指定します。

ゲームコンテンツが表示されました。検証環境で用意したRomの場合、「動作状況」が「未検証」と表示されています。ゲームごとの検証状況は、Citraの公式ページで確認できます。

ゲームリストをダブルクリックすると、ゲーム起動です。
下の通り、無事に起動までは確認できました。

途中でセーブするには

[エミュレーション]>[ステートセーブ]>[スロットN]で、任意のタイミングでセーブできます。セーブしたところから再開したい場合は、[エミュレーション]>[ステートロード]>[スロットN]でロードできます。

さいごに

それでは、ニンテンドー 3DSのゲームを心行くまでお楽しみください!

Windows プロセスの親子関係の特徴とは

Windows 11の深層

プロセスの階層を表示するには

Windowsで動いているプロセスの親子関係を確認するには、 Debugging Tools for Windowsで提供されている “Tlist.exe” コマンドを活用するとよいでしょう。

Debugging Tools for Windows はこちらのリンクからダウンロードします。

デフォルトでは、次のフォルダにインストールされます。

%PROGRAMFILES(X86)%\Windows Kits\10\Debuggers\

Tlistはさらに下のフォルダにあります。

%PROGRAMFILES(X86)%\Windows Kits\10\Debuggers\X64

ターミナルからTlistを実行してみます。オプションは”/t”です。

C:\Users\win>cd %PROGRAMFILES(X86)%\Windows Kits\10\Debuggers\X64

C:\Program Files (x86)\Windows Kits\10\Debuggers\x64>tlist /t
System Process (0)
System (4)
  smss.exe (480)
  Memory Compression (2108)
Registry (104)
csrss.exe (612)
wininit.exe (684)
  services.exe (756)
    svchost.exe (992)
      SearchHost.exe (6072) 検索
      StartMenuExperienceHost.exe (6080) スタート
      Widgets.exe (4400)
        msedgewebview2.exe (12992)
          msedgewebview2.exe (13008)
          msedgewebview2.exe (13252)
          msedgewebview2.exe (13268)
          msedgewebview2.exe (13296)
          msedgewebview2.exe (13400)

・・・<<<省略>>>・・・

GoogleCrashHandler.exe (7424)
GoogleCrashHandler64.exe (7440)
msedge.exe (10124)
  msedge.exe (12396)
  msedge.exe (2808)
  msedge.exe (7936)
  msedge.exe (13148)
  msedge.exe (3304)
  msedge.exe (11916)

C:\Program Files (x86)\Windows Kits\10\Debuggers\x64>

インデントはプロセスの階層を表しています。
出力結果を見ると、親プロセスのいないプロセスがいます。UNIX系のOSでは親プロセスがいないプロセスは存在しません。たとえば、(厳密にはUNIXではありませんが)LinuxのUbuntu 22.10だと、「systemd」がすべてのプロセスの親プロセスとして存在します。

この親がいないプロセスが存在する点がWindowsの特徴といえます。

親のいない子を作るには

親のいない子プロセスを作るのは簡単です。

  1. コマンドプロンプト(CMD)を起動します。
  2. CMDから、さらに新たなCMDを起動します。”start cmd”と入力します。
  3. 新たに起動された2つ目のCMDは、子プロセスになります。
  4. 子プロセスのCMDから「メモ帳」を起動します。最上位の親CMDからだと、メモ帳は孫プロセスになります。

子のCMDから以下を実行します。

cd %PROGRAMFILES(X86)%\Windows Kits\10\Debuggers\X64
tlist /t

下図で示す通り、tlistコマンドによりプロセスの階層は、cmd.exe > cmd.exe > Notepad.exe であることがわかります。親のCMDの親は “explorer.exe (1696) Program Manager” でした。

では、プロセスの階層としては真ん中にいる、子のCMDを終了したらどうなるでしょうか。
子のCMDから”exit”と入力してCMDを終了します。親のCMDとメモ帳が残ります。

再度、tlistコマンドでNotepad.exe プロセスを確認すると、最上位の親のいないプロセスになっていることがわかります。

Raspberry Pi にOSをインストールするには

Raspberry Pi(ラズパイ)を活用するにはOSをインストールする必要があります。ラズパイでは「Raspberry Pi OS」をはじめ、様々なOSを選択することができます。OSは、デスクトップPCでのMicrosoftのWindowsやAppleのMacOSなどに相当します。

Raspberry Pi でOSを選ぶには

Raspberry Pi では使い方に応じてさまざまな種類のOSがリリースされています。

OSの種類対象者概要ひとこと
Raspberry Pi OS入門者プログラミングや小規模開発に利用でき、
Windowsと同様の操作感を持つ。
迷ったらこれ
Ubuntu MATEUbuntuに慣れている人Linuxで特に人気がある。初代のPiでは動作しない。
Windows 10 IoT coreWindowsアプリの開発経験者Windows 10のVisual Studio環境を用いたクロス環境でIoT開発を行う。
OSMC映像を扱いたい人ホームシアター用OS。
Retropieゲームが好きな人レトロゲーム用OS。

本稿ではRaspberry Pi OSのインストール方法を紹介します。
Raspberry Pi OSはRaspberry Pi財団が推奨してリリースしているOSなので、情報量も豊富です。

大まかな流れ

Raspberry Pi OSをインストールする大まかな流れは以下の通りです。

  1. microSDカードを用意する
  2. microSDカードにOSのイメージを書き込む
  3. OSの設定を行う

microSDカードを用意しよう

PCではHDDやSSDにOSやデータを格納しますが、ラズパイではmicroSDカードからOSを立ち上げて動作させます。

プリインストールされたmicroSDを買うには

OS(Raspberry Pi OS)がインストールされたmicroSDカードが購入できます。購入する場合、以下の点にご注意ください。

  • 日本語環境がセットアップされているか
  • OSは64bit版か32bit版か
    32bitだとメモリが4GBしか認識されず、ラズパイ 4Bの8GBを持っている場合、メモリが無駄になってしまいます。一方で、32bitでしか利用できない機能(動く物体を検知するmotionなど)があるようなので、このような点を確認しておく必要があります。
  • ラズパイの機種に対応しているか
    初代のラズパイのCPUでは、32bit版でのみ動作可能のようです。

microSDカードを選ぶには

microSDカードは最低でも8GB(公式推奨値)のものを用意します。公式では8GB推奨とありますが、16GB以上を選択したほうが無難かもしれません。画像や音声などのデータを扱うなら、32GB以上がお勧めです。32GB以下と64GBでそれほど価格差が無い場合は、64GBにお得感があります。
アクセス・スピードの観点でClass 10が望ましいでしょう。microSDカードはPCのHDD/SSDにあたるので、高速であるに越したことはないのですが、ひとまず最初は安価で動作実績のあるものを選択しておくのも一手です。慣れてRaspberry Pi OSのGUIを多用するようになったら高速なmicroSDカードも購入してみるという考え方もあると思います。
また、microSDカードはラズパイとの相性(あたり/はずれ)があるといわれています。

あくまでも参考ですが、私は次のmicroSDカードを使用しています。

トランセンド microSDカード 64GB TS64GUSD300S-AE(左)
Team microSDXCカード 64GB TGTF064GWA100(右)

OSのイメージを書き込むには

PCの場合、OSのインストールメディア(DVDやUSBスティック)からSSD/HDDにインストールします。ラズパイではDVD等がないので、いったんインストールが完了したイメージファイルが提供されていて、イメージをmicroSDカードに複製する方法をとります。

本稿では、Raspberry Pi OSの64bit版をmicroSDカードに書き込みます。Raspberry Pi公式の「Raspberry Pi Imager」(Imager)を使用する方法が最も簡単でしょう。ImagerはWindows、macOS、Ubuntu(等のLinux)で利用できます。
ここではWindowsからImagerを使用してmicroSDに書き込む方法を紹介します。

Raspberry Pi Imagerのインストール

まず、「Raspberry Pi Imager」(Imager)のインストーラをこちらのURLからダウンロードします。

ダウンロードされたインストーラは「ダウンロード」等に実行ファイルとして保存されます。”imager_1.7.3.exe”といった、
“imager_<バージョン名>.exe”というファイル名でしょう。このファイルをダブルクリックして起動します。

Imagerのインストーラが起動されると、下の画面が表示されるので、[Install]をクリックします。

途中、インストールの進捗状況が表示されます。

下の画面でインストール完了です。[Finish]をクリックします。

①Windowsロゴ(田)キーを押して、②検索窓から”ras”と入力すると、③「Raspberry Pi Imager」が表示されるでしょう。「Raspberry Pi Imager」をクリックして起動します。

以下の画面が表示されたら、[OSを選ぶ]をクリックします。

[Raspberry Pi OS(32-bit)]が「お勧め」(Recommended)と表示されますが、ここでは64bit版を選択したいので、[Raspberry Pi OS(other)]を選択します。

[Raspberry Pi OS(64-bit)]を選択します。

ここで、PCのカードリーダにmicroSDカード挿入します。

下の例では、microSDカードがDドライブにマウントされているので、それを書き込みの対象ストレージとして選択します。

下の歯車アイコンのボタンで、ホスト名やユーザ名、Wi-Fiなどの設定をあらかじめ行っておくことができます。設定を保存できるので便利な機能ですが、こちらで設定すると日本語の表示や入力に支障が出て戸惑うケースがある(22年11月3日時点)ので、本稿では歯車アイコンからの設定は行いません。

いよいよ、microSDカードにOSのイメージを書き込みます。
[書き込む]をクリックします。

microSDカードの中身はすべて消えてしまいます。かわりに、Raspberry Pi OSのイメージが作成されます。
[はい]をクリック。

microSDカードへの書き込みの進捗が表示されます。

「書き込みが正常に終了しました」と表示されたら成功です。
microSDカードを抜きとります。
[続ける]をクリック。

これでRaspberry Pi OSの入ったmicroSDカードの作成が完了です。
Imagerの右上の[×]をクリックして、Imagerを終了します。

ラズパイ起動前に準備することとは

  1. OSを書き込んだmicroSDカードをラズパイに挿入します。
  2. HDMIポートにディスプレイを接続します。
  3. USBポートにキーボードとマウスを取り付けます。
  4. 必要に応じて、LANケーブルでブロードバンドルータとラズパイを接続します。
  5. 最後に電源ケーブルを電源端子に接続します。
    電源を接続すると、おもむろにOSの起動が始まります。

はじめてラズパイを起動したときには

microSDカードへの書き込みをした直後、はじめてラズパイを起動し、下の画面が表示されます。
[Next]をクリックします。

Coutryを[Japan]、Languageを[Japanese]、Timezoneを[Tokyo]に設定し、[Next]をクリックします。

ユーザ名とパスワード(2回)を入力します。
[Next]をクリックします。

画面の隅が黒い淵のように表示されることがあるようです。その場合はスライドボタンによって調整してみてください。
[Next]をクリックします。

Wi-Fiの設定を行います。SSIDの一覧から選択して[Next]をクリック。

パスワードを入力して[Next]をクリック。

Wi-Fiに接続中画面が表示され、接続が完了すると次の画面に遷移します。

次の画面ではソフトウェアのアップデートを行います。
ここでは[Skip]せずに[Next]をクリックするのがおすすめです。
ソフトウェアを最新にアップデートするだけではなく、入力メソッドなど日本語関連のパッケージがインストールされるからです。[Skip]してしまうと、のちほど、日本語が扱えるようにする手順を行う必要があります。
ただしアップデートするには、この時点でWi-FiかLANケーブルの接続が完了している必要があります。

アップデートが正常終了すると、以下の画面が表示されるので、[OK]をクリックします。

次の画面が表示されたら、Raspberry Piの初期設定完了です。

Raspberry Pi OSのパッケージを最新にするには

パッケージとは、Linuxで採用されている、最新のアプリを配布・更新・削除するための仕組みです。ラズパイではシステムを最新にアップデートする操作をコマンドラインで行います。

タスクバーの端末アイコンからLXTerminalを起動します。
ショートカット[Ctrl]+[Alt]+[T](3つ同時に押す)でもLXTerminalが起動できます。

次のコマンドを入力します。

sudo apt update

下図のように、アップグレードできるパッケージがある場合は、パッケージを最新に更新できます。

次のコマンドでパッケージは更新されます。

sudo apt -y upgrade

プロンプトが表示されたら、アップグレードは完了です。

ラズパイを終了するには

シャットダウンは[ラズベリーアイコン]をクリックして表示されるメニューの[ログアウト]をクリックします。

表示された「Shutdown options」ダイアローグから[Shutdown]をクリックします。

ラズパイでは自動的に電源OFFにはなりません。ディスプレイの表示が消えてしばらくしてから、コンセントを抜くなどして電源を切ります。

ラズパイで日本語環境が使えない場合の対処方法とは

Raspberry Pi OSで、日本語で表示されない、あるいは日本語文字入力ができない場合の、日本語が扱えるようにする手順を紹介します。
日本語入力などができない原因はさまざまですが、次のような場合も日本語環境に支障が出ます。

  1. Raspberry Pi OSを初めて起動した際に実施する初期設定の「Update Software」で[Skip]を選択した。
  2. ImagerでRaspberry Pi OSのイメージをmicroSDカードに書き込む際、歯車アイコンからカスタマイズ・オプション画面に進んで設定をした。

このような場合に、日本語関連のパッケージを導入する手順を2種類紹介します。

初期設定コマンド「piwiz」

端末(LXTerminal)から以下のコマンドを実行します。

sudo piwiz

piwizが実行されると、下の画面が表示されます。


以降、設定の手順は「はじめてラズパイを起動したときには」で述べた手順と全く同じです。ユーザ名なども同じでOKです。
必ず「Update Software」で[Next]を選択してアップデートしてください。

ただし、今回の検証の中で次の2点の問題がありました。本稿の検証環境でのみ発生する現象かもしれません。

piwizの異常終了

上述の “sudo piwiz” を実行してしばらくそのままにすると、piwizが異常終了してしまう現象が発生しました。すばやく[Next]ボタンを押して次の画面に遷移すると正しく設定できました。

オートログインの無効化

再起動後、オートログインがOFFに変更され、ログイン画面が表示されるようになりました。

元のオートログインモードに戻したい場合は、ログインした状態で設定を変更します。
[ラズパイアイコン」>[設定]>[Raspberry Pi の設定]をクリック。

[システム]タブから「自動ログイン」のスイッチをONにスライドして[OK]をクリックします。

piwizを使用しない日本語環境設定の方法とは

左上の隅にある[ラズベリーアイコン]をクリックし、[Preferences]>[Raspberry Pi Configuration]の順に選択します。

「Raspberry Pi Configuration」(ラズパイの設定)画面から、①[Localisation]>②[Set Locale]を選択します。
すると、「Language」が[en(English)]に、「Country」が[GB(United Kingdom)]になっています(③)。

[Language」を[ja(Japanese)]に、「Country」を[JP(Japan)]に変更して[OK]をクリックします。

[OK]をクリックして設定画面を終了します。

設定画面を終了すると、「変更を反映するためにラズパイを再起動しますか?」と尋ねるダイアログボックスが表示されます。
今すぐ再起動して問題なければ[Yes]をクリックします。

日本語入力の設定方法とは

ここまでで、日本語が表示されるようになりましたが、日本語入力ができるようにはなっていません。
そこで、iBUSとMozcのインストールを端末から行います。

画面上部右の端末(LXTerminal)アイコンをクリックします。

コマンドラインから、以下の通り入力して実行します。最後は[Enter]キーを押します。

sudo apt -y install ibus-mozc

コマンド実行が終了すると、プロンプトが表示されます。
再度、再起動を行います。

タスクバーの右上にiBUSのアイコンが表示されるようになりました。
[日本語-Mozc]を選択すると、Windowsと同様の操作で日本語が入力できます。

さいごに

ラズパイのインストールの手順の紹介でした。
ラズパイならではの注意すべき点を説明できたと思います。
それでは電子工作の世界を、お楽しみください!

ラズパイ本体を選ぶポイントとは

ラズパイのラインナップ

Raspberry Pi(ラズパイ)の主流はカードサイズのModel Bシリーズと言えます。下の表では、Bシリーズを中心にラインナップを紹介します。

モデル出荷年CPU
(GHz)
メモリ
(GB)
USBLAN等電源
4 B20194コア
1.5GHz
2/4/84有線/Wifi/
Bluetooth
5V
3.0A
3 B+20184コア
1.4GHz
14有線/Wifi/
Bluetooth
5V
2.5A
3 B20184コア
1.2GHz
14有線/Wifi/
Bluetooth
5V
2.5A
Zero W/WH20171コア
1.0GHz
512MB1Wifi/
Bluetooth
5V
40020214コア
1.8GHz
43有線/Wifi/
Bluetooth
5V
3.0A

オールマイティの「4B」

おそらく現時点で、最も無難な選択といえば4Bでしょう。最近の書籍はほぼ、4Bを使用して説明されています。4Bのデメリットは、電池で動作する工作物などでは早めに電力が消費されてしまうことでしょう。
また、価格が高めであることも痛いところです。

充実した「3」シリーズ

現在出版されているラズパイ関係の書籍に記載されている工作等は、3シリーズで実現できるケースが多いと思われます。本体の十分な仕様に加えて、販売されている周辺機器(アクセサリー等)との相性が良いといえます。もちろん、今後は「4B」を中心としたアクセサリーが主流になると考えられます。

電子工作に慣れた人向けの「Zero」

まず安価です。次にサイズが小さいので、ロボットやドローン等に組み込みやすいといえます。またその場合、消費電力が小さいのでバッテリーの持ちがよいこともメリットです。4Bや3シリーズまでのスペックを必要としない工作を「Zero」で行い、コストを安く抑えたい方向けです。「初心者向け」と言われることもありますが、ラズパイに少し慣れたうえで、Zeroを選択するという方法もあると思います。

初心者向けの「400」

4Bよりも少しCPUが強化されていて、キーボード一体型にしたデスクトップでの利用を想定している機種が400です。初心者向けの日本語説明書や、必要な周辺機器を取りそろえたスターターキットなどが用意されているようです。デスクトップと言っても、インターフェースはしっかり作りこまれているので、電子工作用途も想定されています。しかし当たり前ですが、ラズパイを機械に組み込むような用途には向きません。

複数ファイルの名前を一瞬で変更する方法、知ってますか?

やたらと長いファイル名をもつファイルをたくさん処理する場合など、ファイル名を一括変更できると便利です。
Windows、Mac、Ubuntuではそれぞれ、複数のファイル名を一括して変更する方法が標準搭載されています。非常に役立つ機能なので、皆様にもご紹介します。

Windowsでファイル名を一括変更する方法とは

ここでは、エクスプローラで表示した以下の8個のファイルをリネームしてみます。

ファイルを複数選択した状態でマウスを右クリックし、メニューから[その他のオプションを表示]をクリックします。

さらにメニューが表示されるので、[名前の変更]を選択します。

選択されたファイルのいずれか1つのファイル上で、ファイル名が入力できるようになります。

新たなファイル名を入力します。

「新たなファイル名+(連番)」形式で、すべてのファイル名が変更されました。

Macでファイル名を一括変更する方法とは

Macでのファイル名一括変更機能は、Windowsよりも充実していると言えます。下図の8個のファイル名の状態からリネームを行います。

テキストを置き換えるには

ここでは、”2022-“というファイル名の共通部分を”22-“に置換してみます。ファイルを全て選択し、右クリック等からメニューを表示して[○項目の名前を変更]を選択します。

表示されたダイアログボックスから、❶[テキストを置き換える]を選択し、❷検索文字列を「2022」、❸置換文字列を「22」と入力して[名前を変更]をクリックします。

以下のように全てのファイル名がリネームされて、”22-“で始まるよう変更されました。

ファイル名全体を変更するには

続けて上図の状態からファイル名を「連番」+「新しい名称」に変更してみます。具体的には、「1_実験画像.png」といった名称にします。
ファイルを選択し、右クリック等からメニューを表示して[○項目の名前を変更]を選択します。続けて❶[フォーマット]を選択し、「名前のフォーマット」を[名前とインデックス]に、「カスタムフォーマット」を”_実験画像”と入力します。最後に❹[名称を変更]をクリックします。

下のようにファイル名が変更されました。

文字列を追加するには

下図のように、[テキストを追加]を選択し、追加する文字列および、ファイル名の前後どちらに追加するかを指定します。

Ubuntuでファイル名を一括変更する方法とは

「ファイル」(Nautilus) で、WindowsやMacとほぼ同様の手順で一括変更が可能です。
ファイルを複数選択した状態から、マウスを右クリックしてメニューを表示し、[名前を変更]をクリックします。

下のダイアログボックスにより、Windowsよりはきめ細かな名称変更をすることができます。

さいごに

あまり知られていない地味な機能ですが、知っているだけで大幅な生産性向上につながるものです。みなさまのお役に立てば幸いです。

旧型PCのWindows 11を「今」22H2にアップデートするには

2022年9月20日(米国太平洋夏時間)から「Windows 11 2022 Update(22H2)の配信が始まっています。
ただし、Windows Updateによる配信は範囲を徐々に拡大する方針のようで、すぐにアップデートできる訳ではありません(22年9月23日現在)。
加えて旧型PCにアップデートする場合、「Windows 11 インストールアシスタント」によるインストールを行おうとしても、TPM2.0などの要件の制約により、インストールできません。
本稿では、①今すぐ22H2にアップデートでき、②旧型PCでも要件の制約を回避することができる方法を紹介します。

概要

MicrosoftのダウンロードサイトからWindows 11 ディスク イメージ (ISO) をダウンロードすることにより、22H2へのアップデートが可能になります。また、ISOファイルをもとに、起動可能なUSBメモリを作成するツール「Rufus」を使用することにより、旧型PCの制約を解除することができます。

現在のWindowsのバージョンを確認するには

Windows ロゴ キー(田)をマウスで右クリックし、メニューから[システム]を選択します。

下図のように「バージョン情報」が表示されます。「21H2」と表示されていることが確認できます。

Windows 11 ディスク イメージ (ISO) をダウンロードするには

Windows 11 ダウンロードサイトを表示します。
「Windows 11 のインストール メディアを作成する」までスクロールして移動し、[ダウンロードを選択]項目のプルダウンから[Windows 11 (multi-edition ISO)]を選択します。最後に[ダウンロード]をクリックします。

「製品の言語の選択」が表示されます。
[日本語]を選択して[確認]をクリックします。

「Windows 11 日本語」と表示されるので、[64-bit ダウンロード]をクリックします。

下図で保存場所を決定すると、ダウンロードが開始されます。

RufusでWindows 11 のUSBメモリを作成しよう

Rufusはこちらのサイトからダウンロードできます。ダウンロードした実行ファイルをダブルクリックするだけで、インストールすることなくRufusを起動できます。
先にダウンロード済みのWindowsのISOファイルを選択します。次に「パーティション構成を[MBR]に設定し、[スタート]をクリックします。

次の画面の1番目の項目にチェックが入っていることを確認します。
2番目の項目はマイクロソフトアカウントの要求を回避するものですが、私はチェックを入れたままとしました。[OK]でUSBメモリの作成が始まります。

USBメモリの作成が完了したら、いよいよアップデートです。

22H2へのアップデートをするには

Windows 11 22H2のUSBメモリをPCに挿入した状態で、エクスプローラからUSBのドライブを開きます。次に「setup.exe」をダブルクリックしてインストーラを起動します。

下のインストーラが起動されたら[次へ]をクリックします。

ライセンスに同意します。

「引き継ぐ」となっていることを確認して[インストール]を開始します。

以降は、インストーラの手順に従って進めば、アップデートを完了することができます。

さいごに

Windows ロゴ キー(田)をマウスで右クリックし、[システム]を表示します。バージョンが22H2となっていることが確認できます。

22H2の目玉となるリリースは10月とのことですが、いち早く旧型PCで22H2を使って、お楽しみください。

デスクトップを瞬時で表示するには

Windowsのデスクトップ上にウインドウが散らかっている場合、アプリを終了せず、すべてのウインドウを一時的に消したくなる場合があります。この一時的に消したり、表示したりは、ショートカットキーで可能です。
[田](Windows ロゴ キー)と[D]を同時に押します。以降、[田]+[D]と表します。するとデスクトップが表示されます。もう一度、[田]+[D]を押すと消えたウインドウが再表示されます。つまり、押すたびにトグルボタンのように「デスクトップ」→「再表示」が繰り返されます。

すべてのウインドウを最小化するには

[田]+[D]とよく似たショートカットで、[田]+[M]があります。こちらは、すべてのウインドウを最小化します。デスクトップを表示するという目的だけであれば、どちらを使用しても同じと言えます。違うのは、[田]+[M]にはウインドウを再表示する機能が無いことです。最小化したウインドウをすべて元に戻すためには、[田]+[Shift]+[M]を使用する必要があります。