PCSX2 手取り足取り

本稿では、旧型のゲーミング用ノートPCに、PS2のゲームエミュレータ「PCSX2」を導入し、PS2ゲームマシンに仕上げてみます。

使用するハードウェア

ドスパラ GALLERIA QF765HEは、GeForce GTX 765Mを搭載した15.6型ゲームノートパソコンです。このPCをPS2のソフトが動くゲームマシンに仕立ててみます。エミュレータはゲームソフトが安定動作する確率が高いとされている、PCSX2を選択しました。
そもそも、PCがかなり古いモデルですが、果たしてうまく動作するのでしょうか?PCの仕様は次の通りです。

CPU
第4世代インテルCPU HaswellCore i7-4700MQです。
グラフィックカード
Optimus対応のGeForce GTX 765M(2GB)を搭載しています。
液晶ディスプレイ
15.6型ワイドの非光沢液晶です。解像度は1920×1080のフルHDです。
メモリ
8GBを搭載しています。
ハードディスク/SSD
元々1TBのHDDを搭載していましたが、480GBのSSDに換装済みです。
光学ドライブ
DVDスーパーマルチが装備されています。

ゲームパッドは「Logicool Gamepad F310」を使用します。 

F310ゲームパッド

PCSX2をWindows 11で動作させるには

QF765HEはWindows 7 Professionalのモデルですが、Windows7のサポートはすでに終了しています。そこでWindows 11 Professionalをインストールしました。ただし今回のPCは、Windows 11の動作要件に合致しない古いPCでしたので、Windows 11をインストールするにあたり、特殊な方法を用いています。
よければ、以下の記事を参考にしてください。

PCSX2でゲームをするために必要なもの

本稿の手順に従ってゲームをするために、あらかじめ用意しておかなければならないものがあります。これらの取得方法については、本記事では紹介していません。

BIOSPS2のゲーム機から取得したBIOS
ゲームソフトゲームROM。またはゲームROMから取得したゲーム用イメージファイル。

PCSX2のインストールと設定

PCSX2をインストールしよう

PCSX2の公式ページから、PCSX2のインストーラをダウンロードします。表示されたページを下にスクロールすると、図のようなリリースされたバージョンの一覧が表示されます。
最新版のリンクをクリックします。

ここでは、64ビット版のPCSX2をインストールします。下図の通りクリックしてインストーラをダウンロードします。

ダウンロードしたインストーラを起動すると、下の画面が表示されます。
[Normal Installation]を選択すると、デフォルトでは”Program Files”にインストールされます。ユーザ固有のファイルは”ドキュメント\PCSX2″に保存されます。
[Portable Installation]を選択すると、PCSX2に必要なすべてのファイルをポータブルデバイスに集約することができるようですが、本稿では未検証です。
ここでは、[Normal Installation]を選択します。

ショートカットの配置を選択します。お好みで問題ありません。

インストールする場所を指定します。デフォルトのままでOKです。

インストールが完了しました。

PCSX2に必要な設定とは

PCSX2の初期起動画面では、次のような設定画面が表示されます。「言語選択」では日本語が選択されているでしょう。もし、日本語以外の表示の場合は[Japanese]を選択します。

まず、グラフィック関連(GS)の設定を行います。

ここは、PCスペックに応じた固有の設定を行うところです。
QF765HEは、GPU GeForce GTX 765Mを搭載しています。そこで、以下の設定を施しました。
① 「Renderer」:Direct3D 11(Hardware)
② 「Adapter」:NVIDIA GeForce GTX 764M
⓷ 「Internal Resolution」:3xNative(~1080p)
上記⓷はゲームを動かしてみて、もし重かったら別の選択肢を検討しますが、まずは、この設定で試してみます。

上記以外はいったん、デフォルトのままとしました。

あらかじめ用意していたBIOS ROMを指定します。
手っ取り早い方法は、BIOSを”ドキュメント\PCSX2\bios”に配置して下の画面で[リスト更新]を選択する方法です。

いっぽう、別の場所にあるBIOSを選択する方法は次の通りです(下図)。
① [デフォルト設定を使う]チェックを外す
② [参照]ボタンをクリックし、BIOSのフォルダを指定する

PCSX2が起動されました。

以下のようなログの画面も、同時に表示されます。現時点のPCSX2にはWindows 11がWindows 10と認識されているようです。

ゲームパッドの設定を行います。

Pad1タブを選択し、画面のボタンとゲームパッドのボタンを一つずつ対応付けていきます。具体的には、Shoulder buttonsのL1ボタンをクリックし、F310のLBボタンを押す、という具合です。

ゲームを始めてみよう

PCSX2のメニューバーから[システム]>[ISO起動(フル)]を選択します。

ゲームのISOイメージを選択します。

無事、ゲームが始まりました。

おわりに

使い込んでみないとわかりませんが、今回のPC( QF765HE )上でエミュレータPCSX2の動作は、ほぼ問題ないといえそうです。
ゲームプレイ中はかなりGPUの負荷が高くなるようでした。
ピンボールゲームをプレイしてみると、ゲームパッドの反応がわずかに遅れるように感じることがありました。