Windows Updateによる自動更新が有効だと、様々な弊害が生じる場合があります。にもかかわらず、Homeエディションの場合デフォルトの状態で、自動更新を停止して手動更新に切り替えることができません。
本稿では、Homeでもグループポリシーエディタ(gpedit.msc)が使えるようにする方法を紹介します。
グループポリシーエディタを有効化する
適当なフォルダにバッチファイルを作成します。ここでは、”gpe-repair.bat”というファイル名にします。メモ帳などで次のコードを書き込みます。
@echo off pushd "%~dp0" dir /b %SystemRoot%\servicing\Packages\Microsoft-Windows-GroupPolicy-ClientExtensions-Package~3*.mum >List.txt dir /b %SystemRoot%\servicing\Packages\Microsoft-Windows-GroupPolicy-ClientTools-Package~3*.mum >>List.txt for /f %%i in ('findstr /i . List.txt 2^>nul') do dism /online /norestart /add-package:"%SystemRoot%\servicing\Packages\%%i" pause
“gpe-repair.bat” を管理者モードで実行します。
“gpe-repair.bat” の実行完了後 、[Win]+[t]キーを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開き、”gpedit.msc”を起動します。
「ローカル グループポリシーエディター(グループポリシーエディタ)」が起動できるようになりました。
自動更新を管理するには
グループポリシーエディタから、 [コンピュータの構成]>[管理用テンプレート]>[Windowsコンポーネント]>[Windows Update]>[エンドユーザーエクスペリエンスの管理]を選択します。右ペインに[自動更新を構成する]項目が表示されるでしょう。それをダブルクリックします。
以下の画面で左上の[有効]または[無効]を選択します。[無効]にすることにより、Updateは全く行われなくなりますが、Updateの通知も受け取れなくなります。
[有効]とした場合は下の「オプション」から[2]または[3]を選択することにより、自動でアップグレードされてしまうことを防ぐことができます。たとえば、[3 – 自動ダウンロードしインストールを通知]を選択すると、Updateの通知を受け取り、ダウンロードまで行われますが、インストールは手動となります。
上記画面の右側の[ヘルプ:]を読み、PCの運用要件に合致した設定にしてください。