Windows上で多くの設定を変更してみたり、フリーソフトをインストールして試してみたりする、検証環境や実験的な学習環境では、すぐにOS環境がダーティになってしまい、時には再インストールが必要になるケースさえあります。そこで、使い捨てが前提のアルティメット環境があれば重宝するのではないでしょうか。
Microsoftの”Evaluation Center”では「Windows 評価版ソフトウェア」がダウンロードでき、無償でWindows 10 Enterpriseを使うことができます。その有効期間は90日ですが、期間を延長して最大、270日間使用を継続することが可能です。その方法を解説します。
Microsoftの”Evaluation Center”のページに移動し、「Windows 10 Enterprise 評価版ソフトウェア」の「評価を開始する」にある「評価ファイルのタイプを選択してください。」欄でソフトウェアの選択をします。通常、「ISO-Enterprise」を選択すれば良いでしょう。
「次へ」をクリックします。
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次の画面で、必要事項を入力して「次へ」をクリックします。すると、Windows10のISOがダウンロードできるようになるでしょう。
インストールすれば、Windows 10 Enterpriseの最新版を評価できます。
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評価期間を延長する方法とは
評価期間は90日です。ただし、ある「おまじない」によって、2回まで、それぞれ90日の評価期間延長を行うことができます。つまり、最初の90日+延長90日×2回=最大270日間、評価版のWindows 10 Enterpriseを使い続けることができます。
まず、評価期間の期限と、延長があと何回残っているかをチェックします。コマンドプロンプトから以下のようにコマンドを実行します。
slmgr -dlv
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ウインドウが表示され、残り日数と延長の残り回数が表示されます。
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評価期間の延長は、有効期限が切れるぎりぎりで行うと、多くの日数を使って評価できるため、お得です。
その方法は、コマンドプロンプトを管理者から実行し、次のように入力します。
slmgr -rearm